雷鳥(画面右手にヒナが2羽います) 立山・室堂平にて 撮影日:2022年8月2日 夕方
雷鳥 立山・室堂・みくりが池付近にて 撮影日:2023年8月3日 早朝
(前年は2羽のヒナも撮れましたが、今年は一緒にいるところは撮れませんでした)
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雷鳥(ライチョウ)
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夏(メス) 冬(左:オス、右:メス)
日本では国の特別天然記念物で絶滅危惧種。
イヌワシなど猛禽類の天敵を避けるため朝夕のほかに雷の鳴るような空模様で活発に活動することが名前の由来と言われているが、
実際のところははっきりしていない。
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分布
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北半球北部に分布し、日本のいくつかの高地に分散して生息する亜種はその南限である。
日本での生息数は信州大学の推定によると、1980年代の約3000羽から2000年代には2000羽弱へと減少している。
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形態
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孵化直後の雛は背丈およそ6cmほどで、足は体と比較して大きい。成鳥の体重は400-600g程度。全長は約37cm、翼開長は約59cm。
夏は褐色・冬は純白と季節によって羽毛の色が変化するのが特徴である。冬は羽毛の中に空気をたっぷり蓄えて体温を逃さないように
している。羽毛は軸が2つに分かれその軸に突いた細かい羽毛の密度が高いため、空気をたくさん含むことができる。
春は黒い羽毛が混じり始める。オス個体では目の上には赤色の肉冠がある。これはオスの特徴で興奮しているサインである。
メスは背中が茶色になる。
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日本の亜種ライチョウ
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日本には亜種ライチョウが本州中部地方の高山帯(頸城山塊(火打山・焼山)、飛騨山脈(北アルプス)、御嶽山、乗鞍岳、木曽山脈
(中央アルプス)、赤石山脈(南アルプス))に生息する。蛙に似た鳴き声を発する。
高山植物の芽・種子のほか昆虫類を採餌している。
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